賃貸物件を探していると、必ず記載されている情報の1つが「築年数」です。
なかには条件の合った物件が「築古物件」で、その物件を選ぶべきかどうか悩んでしまったという経験をお持ちの方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、賃貸物件をお探しの方に向けて、賃貸物件と築年数の関係性や、建物の耐用年数などについてご紹介します。
築古の賃貸物件とは?築年数で見る物件のメリット
「築古(ちくふる)物件」の定義は明確に定められていませんが、建てられて約30年以上を経過した物件というのが一般的な考え方です。
築年数は新しいほど優良であると考えられがちですが、必ずしもそうとは限りません。
築古物件であっても、管理体制が行き届いていることで住み心地の良い賃貸物件も数多く存在します。
また、築古物件は家賃が安くなりやすく、相場よりも安い賃料で入居できるのがメリットの1つです。
そのほか、内装のリフォーム・リノベーションをしている物件であれば、リーズナブルに綺麗な物件を借りられることも珍しくないでしょう。
家賃が安い分初期費用も抑えられるため、少しでもお得に入居したいという方にはおすすめできます。
築浅の賃貸物件とは?築年数で見る物件のメリット
築浅物件は、築2年から築10年ほどまでの賃貸物件を指すことが一般的で、その基準はさまざまです。
ちなみに築浅物件のなかに、「新築物件」は含まれず、新築物件には「築1年未満かつ未入居の賃貸物件」という明確な定義が存在しています。
築浅物件のもつメリットは、何よりも室内が綺麗で設備が充実している可能性が高い点にあります。
新しい物件はそれだけ最新の設備を導入しやすくなっているため、セキュリティや住み心地の面で安心できるのが1つのメリットといえるでしょう。
また、新築物件と築浅物件を比べたときに、新築よりは家賃が安く設定されやすいのも築浅物件の特徴です。
賃貸物件の建築構造による耐用年数
建物の法定耐用年数は、その建築構造によって定められています。
国税庁によると、その法定耐用年数は以下のとおりです。
●木造:22年
●鉄骨造(骨格材の厚み3㎜以下):19年
●鉄骨造(骨格材の厚み3㎜を超え4㎜以下):27年
●鉄骨造(骨格材の厚み4㎜以上):34年
●鉄筋コンクリート造:47年
ただし、この耐用年数は寿命とイコールなわけではなく、あくまで建物の価値として減価償却される年数のことをいいます。
そのため、築年数が耐用年数と同じになる、もしくは超えたからといって性能が著しく落ちることなどはありません。
まとめ
今回は、賃貸物件をお探しの方に向けて、賃貸物件と築年数の関係性や、建物の耐用年数などについてご紹介しました。
築年数と賃貸物件の住み心地は必ずしもイコールではありませんが、どういった特徴をもつ物件なのかという目安の1つになるでしょう。
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