土地や建物などを所有していると、毎年固定資産税が課税されます。
ただし、これまで課税されたことがなければ、いくら払うのか、そしていつ支払うべきなのか、くわしくはご存じない方もいらっしゃるのではないでしょうか。
そこで今回は、不動産を購入したら課税される固定資産税とはなにか、その金額と支払い時期について解説します。
不動産を購入したら支払う固定資産税とは?
固定資産税とは、所有している固定資産(土地・建物など)に課せられる税金です。
不動産だけではなく、コピー機といった会社の備品など、時間の経過とともに価値が下がる「償却資産」も課税対象となります。
その年の1月1時点での所有者に課税されるため、不動産売買がおこなわれた年については、負担割合をどうするか、売主と買主で話し合いましょう。
なお、日割りが可能であり、不動産購入後の引き渡し日までを売主が、その日以降を買主が負担するのが一般的です。
不動産を購入したら固定資産税はいくらかかるの?
不動産を購入したときの売主と買主の負担割合を計算するために、まずは税額そのものがいくらになるのか計算しましょう。
この計算方法は「固定資産税評価額×1.4%」であり、詳細な金額は納付通知書に記載があります。
そして、負担割合を決めるには「起算日」が重要であり、関東では1月1日であることが多く、関西だと4月1日が一般的です。
たとえば、固定資産税額が20万円の物件を購入して7月1日に引き渡された場合、7月1日からその年の12月31日まで185日間分を買主が支払います。
この場合であれば「20万円✕185日/365日=10万1,369円」が、買主の負担額です。
4月1日が起算日であれば「20万✕275日/365日=15万684円」となり、起算日によって負担額が大きく異なります。
不動産を購入したら固定資産税はいつ支払うの?
固定資産税をいつまでに支払うかはお住まいの自治体によって異なりますが、通常は6月・9月・12月・2月の年4回に分かれています。
納付期限については、納税通知書に記載されており、各地自体のHPでもチェックが可能です。
もし、支払いが遅れると最大年14.6%の延滞金が発生し、それでも支払わない場合は、マイホームや給料が差し押さえられるおそれもあります。
滞納しないように心がけるは当然ですが、もし滞納してしまったり、支払いが難しい状況であったりするならば、早めに自治体の窓口で相談するようにしましょう。
まとめ
固定資産税は、土地や建物、そして償却資産に対して課せられます。
不動産を購入した場合は、日割りも可能であるため、物件の引き渡しの日を前後に、売主と買主が分担して支払うことが一般的です。
いつ支払えば良いかは、自治体によって異なるので、滞納などのないように納付期限をしっかり確かめておきましょう。
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