家や車などの高価なものを買うときはローンを組むのが一般的であり、最初にいくら現金を支払えば良いのか迷う方もいらっしゃるのではないでしょうか。
今回は、住宅ローンは頭金なしでも組めるのか、それにはどのようなメリット、もしくはデメリットがあるのか解説します。
マイホームの購入を検討されている方は、ぜひ住宅ローンを組む際の参考にしてください。
頭金とは?自己資金なしでも住宅ローンは組めるの?
頭金とは、ローンを借り入れる際に、最初にご自分の貯金などから現金で支払う「自己資金」のことです。
たとえば、5,000万円の物件を購入する際に、最初に500万円を手持ちの現金で支払ってしまえば、ローン返済額は4,500万円となり、返済が少し楽になります。
しかし、頭金なしの資金計画であっても、ローンの借り入れ自体は可能です。
近年は低金利の時代になっており、30代でマイホームを購入した方の7割が、頭金なし、もしくは頭金1割ほどで住宅ローンを借り入れているという調査もあります。
頭金なしで住宅ローンを組むメリットとは?
頭金なしでローンを組むと、住宅ローン控除を最大限利用できる可能性があります。
控除の対象となる借り入れ額が最高4,000万円であり、それを下回る物件を購入した場合は全額ローンを借り入れると良いでしょう。
また、十分なマイホーム購入資金が貯まらないうちに理想の1軒を見つけてしまった場合も、すぐに購入に踏み切れるというメリットがあります。
ここで資金が貯まるのを待っていたら、同じような物件には二度と出会えないかもしれません。
また、人生では何が起こるか予測できず、急に大金が必要なることもあれば、お子さんが成長すれば教育費もさらにかかります。
そのような事態に備えて現金を手元に残しておけることも、メリットの1つとして挙げられるでしょう。
頭金なしで住宅ローンを組むことにデメリットはあるの?
頭金なしで住宅ローンを借り入れようとすると、どうしても借り入れ額が高くなってしまい、ローンの審査を通過しにくくなるというデメリットがあります。
借り入れ額が増えれば利息も当然増え、返済期間も長くなってしまうことも難点です。
購入時の出費は最低限に抑えられても、その後の家計にとっては大きな負担となることを忘れてはいけません。
無理のない返済計画を立てることはもちろんですが、もしマイホームを手放す必要ができたときも、ローン残額によっては売却が難しくなります。
また、変動金利の場合は、低金利の現在は問題なくても、高金利時代を迎えたときに経済的負担が大きくなることも考慮に入れておくと良いでしょう。
まとめ
マイホームを購入する際に頭金なしで住宅ローンを組めば、手元の現金を残したうえで住宅ローン控除を最大限利用できるという利点があります。
しかし、借り入れ額が大きくなれば利息も増え、返済期間も延びるという注意点も忘れてはなりません。
いずれにせよ、資金計画をしっかり立てて、理想のマイホームを手に入れましょう。
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